【ブラックシープ効果】黒い羊は迫害されてしまうお話
あなたはブラックシープ効果(別名:黒い羊効果)
という心理学用語をご存知だろうか????
簡単に説明すると白い羊の群れのなかに、1匹の黒い羊が紛れ込むと迫害されてしまうというお話を人間社会に置き換えた"いじめ"や"誹謗中傷"などを表した言葉!!
ぜひ、前回執筆した「【虐めの原因】なぜ人は人を集団で虐めてしまうのか?」とあわせてお読み下さいませ!
それでは今回も引き続きよろしくお願い申し上げます。
【ブラックシープ効果】組織の連帯感が排除を生む
難しい話は参考資料にたくさん既存記事が存在しておりますのでお読み頂くとして、今回は私なりにわかりやすく私的解釈でお話しします。
私が思うに人々という生き物は連帯感「アイデンティティ(己の個性)」を承認してくれる環境を求めています。
なので子どもの頃では、学校でテストの点数が良いと褒められて承認されることで満たされたり、優秀な友達と連むことで承認されたり、運動神経抜群で異性にキャーキャー言われて承認されたりなどして満たされています。
これは大人になるにつれてその欲望は大きくなり、業績に貢献して表彰されたいとなったり、優秀な上司と部下に恵まれたいとか、スポーツでオリンピックに出たいとか、色々な規模が大きくなって欲望は増していきます。
子どもの頃はクラスの数名からの承認で満たされていたはずの人間が、欲深く何百人や何千人の承認を求める。
そうなると、その人達同士やその当事者が気持ち良い環境を望みますので、自分よりも圧倒的に優れた人材や、自分よりも圧倒的に劣った人材を忌み嫌う様になる。
そうすることで、自分の承認してくれる環境を守ろうとしてしまうので、優秀な会社に不適切と判断された人は追いやられてしまい評価されることはなくなります!!
同様に、ブラック企業も頭の良い優秀な人材は、洗脳しにくいので忌み嫌い迫害しようとするはずでしょう。
人間というのは、そういった既存の一体感や、現状の気持ちよさを維持するために外部からの変革者を避ける。
日本だと更に厄介なものがあり、同調圧力がかなり強い国なので、それに関しては次の見出しで語りますが、国民性でのブラックシープ効果もあるので知りましょう。
【ブラックシープ効果】日本の同調圧力は超えぐい
日本は島国で陸続きでの諸外国が一切無い案外珍しいタイプの島国で、しかも内需だけで生活が営める国です。
なので明治維新前は当たり前のように国内だけの農業や侍・林業・漁業などのカーストだけで成り立っていた。
しかし明治維新が起こり、開国をその後にするのですが、国民性は全く変わることなく未だに「英語」すら話せない話す気がない人が8割の閉じた国となっています。
もちろん、それが出来るくらいの国内の人口と日本人9割でまかなえるような国力があるのも事実なので、それはそれで誇らしいことでもあるのですが、令和時代を見てわかるとおりに、デジタルITのビッグデータの時代なので、国内だけの情報しか得られないととても厳しい。
Google検索をするとわかりますが「ケーキ」と「cake」では、得られる情報の質が圧倒的に「cake」の方が良い。
検索ひとつ取ってもそうなのですから、そんなブラックシープ効果で同調圧力を強めている場合ではないです。
しかし日本は学生時代も学校でほぼほぼ幼稚園児~高等学校卒業まで同じようなメンツで同じ地域で過ごしますし、会社員もメンバーシップ雇用のゴリゴリの同調圧力MAXにプラスしてチームマネージメントしてるので…
正直な話をすると、メンバーシップ雇用からジョブ雇用に切り替わる流れが世の中的にありますが、結果としてはわかりきっていますが、学生時代に染み付いた同調圧力の習慣が強くあるので、勝手にメンバーシップ雇用へと戻っていってしまう事案もたくさん出てくると思う。
そもそもジョブ雇用への拒否反応を示す人もたくさん出てくるでしょうし、それこそブラックシープ効果で「そんな制度を導入する奴は迫害しろ!」となってしまう。
そんな大人も子どもも「同調圧力の沼」でゆっくり沈みながら過ごしている訳ですから、日本からは優れたイノベーティブなユニコーン企業が生まれることもなく、ベンチャーも育たないし大手が既得権益化しているのです。
さて、このめんどくさいブラックシープ効果をどうすれば解決していけるのかを、引き続き私も当然ながら迫害され続けている側の人間なので(笑)話していきます!!
【ブラックシープ効果】灰色の羊になってみよう!
私も学生時代は勉強なんて全くしないで不登校でギターを奏でて音楽活動だけをしていた人間でしたから、学生時代は教師や家族や同級生に死ぬほど叩かれました!!
「お前みたいな人間は社会のゴミなんだよぉぉぉぉぉぉ」
的な罵詈雑言を偶に学校に登校すると、それはそれは声を大にして非常に寧ろ気持ちいくらいに言われました。
それでも、少数派ではありますが、私のことを面白がって応援してくれる人が居たりもしましたが、ではどうしたら私は音楽活動と学業を両立出来たのでしょうか??
その答えはかんたんで「灰色の羊になる」ことでした!!
灰色になれば、白色の羊からも許容出来るし遜色ないと感じる人が大多数を超えてくるでしょうから、圧倒的に世渡りをするに当たっては立ち回りしやすくなります。
具体的に言えば、ちゃんと「コミュニケーション」を取る事がすべてのはじまりの要素となると私は思いますね。
好きとか嫌いとか、相性が良いか悪いか、それらをすべて抑えた上でコミュニケーションを円滑に取るのです。
更にアクションプランとして上げるならば、「挨拶」を可能な限りすべての人に行うとか、つまらないだろうけれど学校での日常会話をしっかりと毎日行ったりする!!
そういった日々の積み重ね、少しづつ「相手の立場」を理解したり受け入れられなくても、そういった考えもあることを「許容」出来るように成長する必要があるのです。
それが「灰色の羊」になる、唯一の方法論だと思います。
あとは、「成果を出す」というのも非常に重要になってきて、学校の授業なんてカーストゲームで私も興味なかったですが、平均くらいは取っていた方が良いでしょう。
そうすれば、「まぁ、悪い奴じゃねぇし、まぁ、平均点取ってるなら、も、文句はねぇよ…」となるはずです。
要するに、そのコミュニティの異分子と「認定」されなければ、ブラックシープ効果は発動しないので「いじめ」や「誹謗中傷」されないので上手いことやれば良いです!!
それが出来ないのであれば、私みたいに他にモノを言わせないくらいに圧倒的なスキルを習得して、その分野である程度稼げる人へと歩み国外逃亡するしかないよ(笑)
まあ、私みたいな生き方はたいへんでしょうし、私でも新参者として参加する分野では、私だって「灰色の羊」をストレスを感じながら演じて過ごしたりもしています。
正直な話、日本の同調圧力は数十年はかかるような大きな問題なので、ヒトラーくらいのカリスマが一党独裁で無理やり捻じ曲げでもしない限りは絶対に変わらない。
日本で生きるなら「灰色の羊」になる努力をしましょう!
【ブラックシープ効果】みんなも実は黒い羊なんだ
日本に居ると価値観が凝り固まって"多様性"を言葉としては理解できるけど、体感するのが難しいでしょう!!
日本には"東京"にみんな行きがちですが、地方もあり、東京以外にも名古屋や大阪や福岡や北海道や沖縄など様々な地域がそれぞれのやり方で切磋琢磨しています。
それと同じように、色々な国があって、アメリカやフランスや中国やインドやシンガボールなど沢山国がある。
東京にも色々な意見の人がいて、韓国を嫌う人も居れば、韓国を愛する人もいて、それらの人々を一括りにすることはまったく出来ませんしソレはおかしい話です。
それと同じように「ブラックシープ効果」を理解した上で、救いの手を差し伸べられる人間になって欲しい!!
本当は誰もが「黒い羊」ですし、誰もが陰と陽、光と影を持っていて完璧な人間なんて一人もいないのがリアル。
なので、そういったリアルの世界で「ブラックシープ効果」に踊らされて誰かを叩いたりするのではなくて…
その誰かに手を差し伸べられる人間が増えることで、日本という国は明るい「平和で明るい優しい国」になっていけるのではないでしょうか?とも私は思っています!!
多数決はある意味では良いのですが、票固めなどをされてしまうなどのデメリットも存在しておりますので、そういった負の側面も理解する必要性があるでしょう!!
この国では、影で多くの人々が毎日のように死んで自ら命を絶っていたり、救いの手が差し伸べられることなく売春をしたり、違法ドラッグに手を染める人もいます。
確かに、命を絶つことで色々な問題が浮き彫りになって、テレビなどでそれが議論されること必要ですが、それを未然に防ぐ救いの手を差し伸べることも出来る。
同じく「過ち」を犯してしまった人間をコテンパンに誹謗中傷することも確かに気持ちとしてはわかりますが、彼ら彼女らもたったひと声の「救い」があればしないはず…
その声は私も貴方も「声でも文字でも動画でも画像でも直接でも…」色々なデバイスやオフラインオンライン問わず差し伸べられる時代なので、テクノロジーを世の中を良くすることに使っていかれては如何でしょうか??
ではまた…
- 今回の参考にした資料一覧
・ブラックシープ効果 | 現代人のカタカナ語辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス
・「黒い羊効果」とは? 職場でターゲットにされない5つの方法 - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア
・心理学用語「黒い羊効果」とは?意味と具体例をわかりやすく解説 – スッキリ